更新日:2025年2月27日 | Rinko
家庭での蓄電池導入、考えたことはありますか?『蓄電池を買うべきか?』と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、家庭用蓄電池の設置のメリットや注意点をわかりやすくご紹介します。電気代の節約や災害時の安心感、設置の際のポイントなど、家庭用蓄電池に関する疑問を解消しましょう。
大きすぎず、小さすぎない、そんな家にマッチした蓄電池をつけるにはどうしたら良いのでしょか?そもそも蓄電池って必要でしょうか?
蓄電池って本当に必要?
家庭での電気使用において、蓄電池の存在は非常に大きな役割を果たしています。特に、電気代の節約や災害時の安心感を求める方にとって、蓄電池は欠かせないアイテムとなっています。
なぜ今、蓄電池が話題なの?
最近、蓄電池の話題が増えてきましたが、その背景にはいくつかの理由があります。再生可能エネルギーの普及や電気料金の変動、さらには災害時の備えとしての需要が高まっているからです。
再生可能エネルギーの導入が進む中、太陽光発電などのエネルギーを効率よく利用するためには、蓄電池が不可欠です。また、電力会社の料金体系の変更やピーク時の電気料金の高騰を受け、電気代の節約を目指す家庭が増えています。さらに、近年の大規模な自然災害を受け、停電時でも電気を確保したいというニーズが高まっています。
- 太陽光発電と蓄電池を一緒に使うと、電気代が安くなります。
- 夜間の電気料金が安くなるプランも選べるようになります。
- 2019年問題で太陽光発電の売電価格が下がるため、蓄電池で自家消費する人が増えました。
- 日本では災害が多く、停電が起きることも。蓄電池があると、少しでも電気を使えます。
- 災害時に電気が使えるのは、とても安心です。
蓄電池は電気代の節約や災害時の安心感のために、多くの人に選ばれています。電池の機能自体も上がってきているため、さらに蓄電池を購入される方の数が増えています。
蓄電池を使うことでのメリットはかなり大きいようです。ただ、売電価格が下がったことであまり収益性は見込めないというのが本当のところです。
蓄電池、費用はどれくらい?
蓄電池の導入を考える際、多くの方が気になるのがその費用です。蓄電池の費用はその種類や容量、ブランドによって異なりますが、初期投資としては高額に感じるかもしれません。
蓄電池は注目されていますが、導入費用が高く、その費用を回収するのは難しいと言われています。しかし、家庭の電気の使い方や蓄電池の活用方法によっては、元が取れることもあります。
- 蓄電池の導入費用は高い。補助金を使っても100万円以上かかることが多いです。
- 蓄電池の寿命は10年~15年です。
- 10年間の使用で、1年あたり10万円、1ヶ月あたり8500円の費用がかかります。
- 1ヶ月の電気代の節約は、大体2000円~3000円程度です。
- 15年使った場合、1ヶ月当たり5500円の費用がかかります。
- ただ、家庭の電気の使い方や蓄電池の使い方によっては、元が取れることもあります。
蓄電池の導入は初期費用が高いですが、使い方や家庭の状況によっては元が取れる可能性も考えられます。蓄電池自体の金額にもよりますが、全体的な見積りを出してみると良いでしょう。
災害時にどれだけのダメージが家にあるのか?電気を使えないだけでどれだけ不便になるのか?を考えることで、費用対効果を検討することができます。
蓄電池を家に持ってくるいいところ
家の中に蓄電池を持ち込むことで得られるメリットは数多くあります。電気代の節約から災害時の安心感、さらには電力供給の安定性など、日常生活をより快適にするためのポイントを詳しく解説します。
電気代、ちょっとお得になるかも?
家庭の電気代を少しでも節約したいと思っている方に、蓄電池は大きな味方となります。蓄電池を使用することで、電気代の節約が期待できます。
太陽光発電などの再生可能エネルギーと組み合わせることで、昼間に発電した電気を夜間に使用することができ、電気代を削減することができます。
蓄電池を使うと、電気代の節約が実感できます。特に、太陽光パネルだけではカバーできない時間帯や天気でも、蓄電池から電力をもらえるのが嬉しいですね。
- 夜や雨の日でも、蓄電池から電力がもらえます。
- 電力会社からの電気を少なく使えるので、電気代が節約できます。
- オール電化の家では、特に節約効果が大きいです。
- 調理やお湯を沸かす時も、蓄電池の電力が役立ちます。
- 蓄電池の大きさや性能によって、節約できる量は変わりますが、太陽光発電だけよりも効果的です。
蓄電池を使うと、電気代を節約できるので、家計にもやさしい選択となります。天気の日には太陽光で充電をし、天気が悪い日には蓄電池から電気を共有することで、無駄なく電気を取得することができます。
「電気は溜めておけません」と一時期CMで流れていたような気がしますが、すべての家庭の電気を電力会社が溜めておくことは現在でもできません。溜めておけない電気は、放出されてしまうことになり、その分発電の無駄が起こっています。
災害時、蓄電池があると安心
災害時の停電は、生活に大きな影響を及ぼします。蓄電池があれば、停電時でも一定時間、電気を使用することができます。蓄電池は電力供給が途絶えた場合でも、予め蓄えられた電気を放出することができるため、災害時の安全確保に役立ちます。
停電や災害時でも、蓄電池があれば安心です。特に、太陽光発電と組み合わせると、電力供給が途切れることなく、家の中の電気を使い続けることができます。
- 蓄電池だけだと、電力会社から電気を買う必要があります。
- 災害時に電力供給が止まっても、太陽光発電があれば電気を蓄えられます。
- 蓄電池でずっと電気を使い続けるわけではないですが、急な停電を避けられます。
- 緊急時のトラブルを避けるためのリスクヘッジとして役立ちます。
蓄電池は停電や災害時にも安心して電気を使い続けるための強い味方です。地震などで電気が止まってしまっても、蓄電池から供給される電気が使えるので、しばらくは安心です。地震発生時に停電になりますね。その時にたとえ数十秒でも、「いつ復旧するんだろう」と不安になったことはありませんか?その不安が蓄電池だと解消されます。
ピークシフトって何?蓄電池で役立つの?
ピークシフトとは、電力の使用ピークをずらすことを指します。蓄電池を使用することで、ピークシフトが容易になります。蓄電池は昼間の電力使用ピーク時に、蓄えた電気を放出することで、電力の供給を安定させる役割を果たします。
夏の暑い日や冬の寒い夜、家の中での電気の使い方が多くなりますよね。そんな時、電力の使い方を上手に調整する「ピークシフト」が役立ちます。
- 夏や冬は電気の使い方が多くなります。
- 電力の使い方が多いと、電力供給が追いつかなくなることも。
- ピークシフトは、電力の使い方の時間をずらす方法です。
- 蓄電池があれば、ピークシフトを家庭でも実践できます。
- 蓄電池を使うと、消費が多い時間に自家消費に切り替えられます。
蓄電池を使えば、電気の使い方を上手に調整して、安心して快適な生活を送ることができます。蓄電池を使って、電気が高いときは充電せず、電気が安いときに充電しておくことで、節約することができます。
これから電気代が高騰する可能性があると考えるのであれば、蓄電池でこのように充電のタイミングをコントロールすることで、節約につながります。
FIT終了後も、蓄電池は大活躍!
FIT制度の終了後も、蓄電池はその価値を失いません。FIT終了後も蓄電池の活用は継続されるでしょう。蓄電池は再生可能エネルギーの普及をサポートし、電力供給の安定性を保つための重要な役割を果たします。
太陽光発電を始めて10年が過ぎると、売電の価格が下がります。蓄電池を使えば、家での電気代を節約できる場合があります。
- 太陽光発電を始めて10年で、売電の価格が下がります。
- 10年後は、自家消費を増やす方がお得です。
- 家で使う電気を節約すると、経済的にも効率がいいです。
- FITの価格が下がっても、蓄電池があれば安心です。
FIT期間が終わっても、蓄電池を使えば家の電気代を節約し、経済的にも安心して生活できます。買い替え時期と思われる方もいるようですが、災害時の時に必要だと考えれば、違う視点で必要性が変わってきます。蓄電池の性能が悪くなったと感じた場合は、買い替えが正解という場合もあります。
蓄電池を置く前に知っておきたいこと
蓄電池を家に導入する前に、知っておくべきポイントがいくつかあります。初期の出費や充電の回数、そして設置場所など、ここではそれらの疑問を解消していきます。
最初の出費、どれくらい?
蓄電池を導入する際、最初にどれくらいの費用がかかるのか気になるところです。蓄電池の種類や容量によって初期費用は異なりますが、長期的な節電効果を考えると、その価値は十分です。蓄電池の導入により電気代の節約が期待できるため、数年で元が取れるケースも多いです。
蓄電池を家に取り入れる際、その費用は少し高めです。でも、選び方次第で長く安心して使えるものを見つけることができます。
- 蓄電池の価格は、100万円~300万円くらいが一般的です。
- 安すぎるものは、長期間の使用や保証面で心配があるかもしれません。
- 蓄電池の価格は、どれだけの電力を蓄えられるかで変わります。
- 容量が大きいものは高価ですが、必ずしも大きい方が良いわけではありません。
- 家の電力消費や太陽光発電の量を考えて、ちょうど良い蓄電池を選ぶと良いです。
蓄電池の設置費用は高めですが、家の電力の使い方に合わせて選べば、長く安心して使えるものが見つかります。
何百万もする蓄電池は高い!と言って、検討すらしない方もいれば、10年、20年分の電気代を考慮して、長い目で見てその金額か妥当かどうか?を判断する方もいます。人それぞれですが、安易に高価すぎる!と思わないことが大切です。
蓄電池の充電、何回まで?
蓄電池の寿命や性能についての疑問も多いでしょう。蓄電池の充電回数は限られていますが、日常的な使用であれば十分な期間使用することができます。一般的な家庭用蓄電池は数千回の充電・放電が可能で、その間は安定した性能を保ち続けます。
- 蓄電池は、電気をためたり使ったりする回数に限りがあります。
- 何度も使うと、ためられる電気の量が少しずつ減ってきます。
- この回数を知っておくと、蓄電池の寿命を予測する手助けになります。
蓄電池は使うたびに少しずつ変わっていくので、選ぶときはその寿命や使える回数を考えて、長く安心して使えるものを選びましょう。
メーカー毎に充電回数が異なっています。また、お住まいの気候によっても若干の差が出てきますので、メーカーをしっかりと比較することが大切です。もし、営業マンの話を聞いているだけであれば、もっと良い蓄電池があるかもしれないので注意しましょう。全体的な比較が大切です。
蓄電池を置く場所、大丈夫?
蓄電池の設置場所についても、適切なスペースが必要です。蓄電池は屋外に設置することが多いですが、屋内に設置する場合もあります。 屋外設置の場合は日光や雨風から保護するためのカバーが必要ですが、屋内設置の場合はそのような心配は少なくなります。ただし、どちらの場合も通気性を確保することが大切です。
- 蓄電池の大きさは、容量によって変わります。
- エアコンの外の部分くらいのスペースがあると、設置しやすいです。
- 「どこに置こうか困る」と思ったら、いろんなメーカーに相談してみると良いアドバイスがもらえます。
- 蓄電池と太陽光発電の機器が一緒になったものも選べます。
蓄電池の設置は、家のスペースや形に合わせて選ぶことが大切です。ただ、それよりも長持ちさせる場所に設置することも大切です。海の近くや日当たりが異常に強い場所は避けるべきでしょう。その場所しかおけないというのであれば、他の対策を検討する必要があります。
停電の時、蓄電池はどう役立つ?
停電時の非常時に、蓄電池がどのように役立つのかを詳しく解説します。電気が途絶えた時の対策や、蓄電池の活用方法など、安心して過ごすためのポイントをお伝えします。
蓄電容量って何?知っておこう
蓄電容量とは、蓄電池が持つ電気を蓄える能力のことを指します。蓄電容量を知ることで、停電時にどれくらいの時間、電気を使用できるのかがわかります。蓄電容量が大きいほど、長時間の電力供給が可能となります。これは、家庭の電気使用量や必要な電力に応じて、適切な蓄電池を選ぶための大切な指標となります。
- 蓄電池の容量は「kWh」という単位で示されます。
- 1kWhは、消費電力が1000Wの家電を1時間使える電気量です。
- 例:5.6kWhの蓄電池なら、1000Wのドライヤーを5.6時間使えるということ。
- ただし、実際に使える時間は、実効容量によって少し短くなることも。
蓄電池の容量を理解して、停電時にどれくらいの家電をどれくらいの時間使えるのかを知っておくことで、安心して生活できます。
実効容量をよくみることが大切です。実際の容量よりも少なくなってしまうことがあります。実効容量は蓄電池の残量が0になり、全く動かなくなることを防ぐために設定されているものです。蓄電容量よりも実効容量を確認することが大切です。もしかしたら小さく書いてあるかもしれません。
もし停電したら、どうする?
突然の停電に備えて、蓄電池の活用方法を知っておくことは大切です。停電時には蓄電池が自動的に電力供給を開始し、家電製品などの動作をサポートします。蓄電池は常に電気を蓄えており、電源が途絶えた場合にはその蓄えた電気を放出して、電気の供給を継続します。
停電が起きたとき、どんな生活を送るかを事前に考えておくことはとても大切です。蓄電池を持っていても、普段通りに電気を使うことは難しいかもしれません。だから、どの家電が必要で、どの部屋の電気が必要なのかをしっかりと考えておくことが大切です。
- 停電時、どの家電が必要かを考える。
- どの部屋の電気が必要かを考える。
- エアコンは使えないと困るかを考える。
- 全部の部屋を使うのか、一部だけ使うのかを考える。
- ご家族と一緒に、停電時の生活を話し合う。
停電時の生活をしっかりと想像し、必要な家電や部屋を事前に決めておくことで、安心して過ごすことができます。
なるべくつかわないようにする。ではなく、どの程度使うことができるのか?を把握しておく方が良いです。なぜなら、なるべく使わないようにしたとしても、あと何時間使えるか?で災害時に不安になるからです。
どの電化製品を使うことができるのか?何時間使えるのか?を把握しておきましょう。
蓄電池だけじゃない、他の対策も
蓄電池は停電時の対策の一つですが、他にも対策は考えられます。蓄電池以外にも、非常用の発電機や太陽光発電など、さまざまな方法で停電対策をすることができます。
複数の対策を組み合わせることで、より安全かつ安心して停電時を乗り越えることができます。
蓄電池は確かに停電時に役立ちますが、それだけでは十分な備えとは言えません。電気だけでなく、他の生活必需品も考慮することが大切です。
- ガスコンロの代わりにカセットコンロを用意する。
- 水道が止まったときのため、ペットボトルの水をストックしておく。
- IHを使っている家は、カセットコンロの準備が特におすすめ。
- IHの消費電力は大きいので、蓄電池だけでは電気がすぐになくなる可能性がある。
蓄電池は大切ですが、他の生活必需品も備えておくことで、停電時も安心して過ごせます。火を使ったり、温めたりする電化製品は特に電気の消耗が激しいため、災害時には使えないと思った方が良いです。
その代替案として、ヒーターやカセットコンロなどを備蓄しておくことで、災害時により安心です。例えば、真冬にお風呂に入るとなった時に、水で体を洗って、乾かす場合、暖房器具は必要になります。
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家庭用蓄電池の導入についての疑問や不安を解消し、そのメリットを理解していただけたと思います。蓄電池は初期投資は必要ですが、長期的に見れば電気代の節約や災害時の安心感など、多くのメリットがあるのではないでしょうか?
蓄電池を導入することで、電気代の節約や停電時の安心感を得ることができます。
また、ピークシフトやFIT期間終了後の活用など、様々なメリットがあります。しかし、設置費用や充電回数の制限、設置場所の確保など、注意すべきポイントもあります。
蓄電池の導入を検討する際は、これらのメリットと注意点をしっかりと理解し、自分の生活スタイルやニーズに合った製品を選ぶことが大切です。最終的には、蓄電池の導入がより快適で安心な生活をサポートしてくれることでしょう。
蓄電池に頼り切りになると、災害時に蓄電池の残量がなくなった時に何もできなくなるというリスクが生まれます。蓄電池は大変便利ですが、リスク分散をするために、ガスや他のエネルギーを使えるようにしておくのが良いでしょう。
蓄電池は買うべきか?という問いについては、人それぞれで答えが異なります。
10年単位で検討でき、リスク分散できる方であれば買うことにメリットは非常に高いと言えます。
これから物価高騰で電気代が高くなる!と不安になって、急いで蓄電池を買おうとする人もいるかと思います。自分の家で一番大切なものは何か?を考えた上で、検討するようにしましょう。

私は、家庭用蓄電池の選び方の専門家として、数社に渡るメーカーの営業担当としての合計で8年以上の経験を持ちます。太陽光パネルの容量や停電時の生活スタイルは蓄電池の選び方に大きく影響します。長ければ15年以上も使用可能性がある蓄電池です。いざという時に役に立たない!ということがないようにバランスよく蓄電池を選び、日常生活と非常時の両方で安心して生活するためのアドバイスを提供します。将来のライフスタイルやコストも考慮に入れ、真の意味での最適な選択をサポートします。